パワースポットと念仏宗

パワースポットの定義を調べてみると、「大地の力(気)がみなぎる神秘的な場所」だそうです。そこでは、風光明媚な景色や滝から舞い落ちるマイナスイオンが、人を癒すこともあれば、訪れるだけで大地の気を得て力がみなぎるともいわれています。元々は信仰の場として、自然崇拝が行われていた場所が多く、伝統的に霊場や聖地と呼ばれていたようです。念仏宗の佛教之王堂を訪れたある人は、この場所こそパワースポットだと言いました。豊かな自然・荘厳な建物・勇壮な仏像を有する念仏宗総本山には、確かにパワーみなぎるスポットが必ずあると感じずにはいられません。

パワースポットとなる基準

ここでひとつ、素朴な疑問があります。それは、パワースポットと言われるためには、何かの基準をクリアしなければいけないのかということです。そこで、ネットで検索したところ、どうやら明確な認定基準はないようですが、昔からある寺社仏閣や、磁気や大地からの気が放出されているところなど、そこに行けば元気がもらえるというのが大前提にあるようです。このことから考えれば、念佛宗の総本山である三寶山無量壽寺の佛教之王堂は、その基準を十分に満たしていると言えるのではないでしょうか。本堂のみならず全ての建築物は、最高水準の建築技術の結集であり、まさしく匠の技がそこかしこに散りばめられています。また、内壁やふすまに描かれた数々の絵画や彫刻は、見尽くすことが出来ないほどで、参詣する人たちが仏様への畏敬の念を起こさずにはいられないほどだと言われています。また、スピリチュアルな面でも、国宝級の仏師により制作された、ご本尊である阿弥陀三尊仏をはじめとして、観世音菩薩や釈迦牟尼世尊像は、仏法の尊さを教え煩悩や苦悩を取り除いてくれるはずです。

パワースポットとしての決定的なものはない

それでは、総本山三寶山無量壽寺の、何が決定的なパワースポットだといわれるのか、と聞かれたら、何だと答えるでしょうか。それは難しい質問で、個々の感じ方によっても違うでしょうし、建物や装飾の豪華さだけで語れるものでもないはずです。宗教に入信する人の中には、心や体に病気を抱えていて、その苦痛を和らげたり、病気に立ち向かえる強い心を持ちたいと考える人は少なくないでしょう。ある参詣者から、山門をくぐった時不意に涙が溢れてきてなかなか止まらなかったけれど、そのあと気持ちがスッキリして軽くなった、という話を聞いたことがあります。パワースポットの定義が、そこに行けば元気がもらえるということであるなら、念仏宗の存在自体が、パワースポットであるといっても過言ではないのかも知れません。

念仏宗に関連するパワースポットの効果とは?

念仏宗の関連施設をパワースポットだという人に、なぜそう思うか聞いてみたことがあります。すると、みんな一様に心が綺麗になって、生きるパワーがもらえるからと答えます。2002年には、大分県由布市に九州本山が建立され、もともと地元の人に愛され崇められた豊後富士が望める場所であることも手伝って、信徒にはパワースポット感が増大して感じられるのでしょう。ご存知のように、寺院や仏像には癒し効果や開運効果があると言われていましたが、最近ではストレス解消のために、「写仏」を用いる人が増えてきたそうです。写物とは字のとおり、仏様の絵を写す仏教の修行のひとつで、写経ほど難しくなく短時間の集中で気持ちが落ち着けるので、大人スタイルのストレス解消法だと注目を集めています。念仏宗には、数多くの仏像が納められているので、心を癒される出会いを求めて、訪れてみるのもいいでしょう。

まとめ

パワースポットだから、と意識して念仏宗の関連施設に参詣しようと考える人は、正直なところそんなにいないのではないかと思います。それは何故かというと、参詣のため訪れた際に、本堂や総門などの建造物や庭園の美しさに目が釘付けになったり、仏像の表情に心奪われたりして、自然とその場所やものに大きなパワーを感じ、元気をもらったと感じるからです。そういう話が口コミで伝わったことで、念仏宗の関連施設はパワースポットだと言われ、一般の方にも認知される様になったのではないでしょうか。

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