身近な仏教と念仏宗

身近な仏教と念仏宗

仏教は、日本人にとって最も身近な宗教の一つといえるだろう。
紀元前5世紀頃に北インドで生まれた釈尊(釈迦)を開祖とする仏教。
一言で仏教といってもさまざまな宗派があることが知られているが、今回は念仏宗について取り上げたい。
仏教では、現世は思い通りにはならない苦の世界であること、そしてそこには真の幸福はないことが説かれている。
どのようなものをもってしても解決できない人間の根本的な苦しみに悩み、その解決を求めた釈尊。
すべての財産、地位、名誉を投げ捨て29歳で出家した後、6年間の苦行を経て悟りを開いた釈尊は、その後45年間の人生を、真の幸福への道を人々に説いて回ることに捧げた。
真の幸福とは、人生の最期に大涅槃を得た状態を迎えられるかどうかにかかっており、そのためには「人の道」すなわち「父母の恩」「衆生の恩」「国王(社会)の恩」「三宝(仏・法・僧)の恩」の四恩に報いることの必要さを念仏宗では教えている。
兵庫県加東市に総本山(三寶山無量壽寺)を置く念仏宗。
境内にもさまざまな仏教寺院が建立されており、釈尊の教えの原点を体感することができる。

念仏宗での教え

人間は「目的」と「使命」を持って生まれてきていることを仏教では教えている。
人生は苦なり、そう看破した仏教の開祖・釈尊は、やむことのない人間の苦悩から解き放たれる道を探し求めた末に、ついにあらゆる苦を離れ、真の幸福である大涅槃へ至る道を発見。
人々に教えを説いて回ることに人生の多くを捧げた。
念仏宗も含めて、仏教には一三宗とも十八宗とも言われる数多くの宗派が存在するが、それは弟子によってまとめられた経典による違いであり、釈尊の教え自体は変わらない。
「釈尊の教え、真の仏教を実践する」ことを念仏宗では理想として掲げている。
「よく自己を制し、清らかな行いをおさめ、四つのまことの道理・四諦を悟りて、ついに涅槃を実現することを得れば、人間の幸福はこれに勝るものはない」。
釈尊の教えに触れることは、苦悩の多い人生に安らぎを授かることにつながる。
あなたもぜひ一度、仏教・念仏宗の教えを体感してみてはいかがだろうか。

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