念仏宗の教義にある、四恩に報いること

念仏宗の教義にある、四恩に報いることについて

仏教、そして念仏宗と聞くと、やはり馴染みのない方は今の現代日本には結構たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私などは、念仏という文言に独特の味わいを感じたりもするのですが、そういう方ばかりでもないというのが実際のところだと思います。
しかし、念仏宗の教え、例えば四恩に関して言えば結構我々でも身近に感じれると思います。
四恩というのは父母の恩・衆生の恩・社会の恩・三宝の恩の四つの恩のことを指しており、この四恩に報いることが大事だと念仏宗は説いています。
もしかするとこの時点で良く分からないぞと首を捻る方がいらっしゃるかもしれませんが、四恩に報いるということは、要するに父母を始めとした多くの生きとし生けるものに生かされて我々は生きているのだということを自覚することをいいます。
こういう自覚を持つことって、我々が生きていく上で非常に重要なことで、これを自覚しているか自覚していないかで結構人生における人との関わり方が大きく変わってきたりしますよね。
念仏宗は、こういう人との関わり方についてしっかり教義の中で教え諭していたりします。

人として生きているといろいろなトラブルに巻き込まれることがあります。そんな時に「動物に生まれたかった」とか「命を授からなければよかった」とか考えることもあるでしょう。
でも実は、人として生きていることが一番幸せだと言うことを皆さんはご存知でしょうか。仏教のお話になりますが、仏教には6つの世界があると言われています。
人より優れた存在になれる「天道」、私たち人が住む「人間道」、争いが絶えない「修羅道」、本能のままにしか生きることができない「畜生道」、飢えと渇きに苦しむ「餓鬼道」、罪を償わせるための「地獄道」です。天道が最も良く、地獄道は最も悪い世界になります。

一見すれば天道に行くのがいいんじゃないかと思われる人がいるかもしれません。確かに、苦労はほとんどなく楽に生きることができるのはいいことでしょう。ただ、天道は仏教と出会うことができません。亡くなる時は悪臭を放ちながら消えていくのです。

そう、この6つの道の中で唯一、「人間道」だけが仏教や念仏宗と出会うことができるのです。つまり、仏になれるチャンスが唯一残されている道ということになります。仏になるには並大抵のことではありません。あらゆる欲に耐え辛いことから逃げずに立ち向かわなくてはならないのです。

でも、苦しい事ばかりではありません。人との縁や自然の恵みといった幸せな経験をすることができるのも人間道の特徴です。「苦しみに耐えて楽しく生き、幸せな最期をとげられる」世界が、今いる私たちの世界なのです。

嫌なこともあるでしょうが、幸せなことも忘れないでください。苦しみを数えるよりは幸せを数えた方がきっと良い影響を与えてくれると思います。念仏宗には仏教の様々な教えが込められています。念仏と共に、極楽な世界を歩んでみてはいかがですか?

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